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アイソレーションタンクとは?(8)

さて、物理的なアイソレーションタンクの内容は、この他にもヒーターやフィルター、水を循環させるポンプなどのムーブメントの部分、タンクマネジメントのシステム等を解説したいところですが、マニアックになってしまう(笑)ので割愛します。

ではタンクの中で浮かぶことについてです。

まず、中に入る時にフタを閉めるわけですが、ちゃんと通気口が確保されてありますのでご安心を。

で、

中は真っ暗です。

『産業教育機器システム便覧』(1972年日科技連出版、教育機器編集委員会編)によると、

五”官”による知覚の割合は、

視覚器官が83%、

聴覚が11%、

臭覚3.5%、

触覚1.5%、

味覚が1.0%、

であるとしています。

タンクに入ると暗闇で視覚器官の目に情報が入ってきませんから83%の情報が遮断されることになります。

次の11%を占める聴覚についてはちょっと微妙かもしれません。

なぜなら外側からの音はなくなりますが、それに伴って自分自身の心臓の音、呼吸をする音がよく聞こえる?からです。もちろん生きている間は心臓が動き、空気を吸って生きているので常に発生している音なのですが日常では気づくことはあまりありません。逆にその音(心音・呼吸音)を楽しんでもらいたいと思います。

フロートセンターでは窓に防音と遮光と断熱のために発泡スチロールを全面に貼り付けて厚めの遮光カーテンとで防音性を高めていますが、スタジオのような完全防音ではありません。立地環境的には宅配便の車も来ないような細い路地で、車の通りは皆無に近く外からの騒音はありません。(岡山のcocconは全面が壁で遮光・防音された部屋になっています)

空気を伝わって聞こえてくる音は、タンクに入ると水を介するのでなくなります。そして、やっかいな地面を通して伝わってくる音(振動)に関しては、2枚のコンパネを重ねて間に防振ゴム入れ、地面(床面)からの震動が伝わらないようにしてタンクを設置しています。

タンクルームには耳栓を用意してあります。耳栓をすると前述の息の音が大きく聞こえてしまうので、個人的には耳栓無しの方がよいと思いますが、自己責任で判断してください。

では触感ですが、温水と肌との触感は、タンクに入りしばらくすると同化して、からだ全体がゼリーで包まれているような、最初からそこに手や脚が配置されていたかのような不思議な感じで一体化していき触覚がなくなっていきます。

そして一番重要なのは、日頃意識していない、”重力に対して抵抗して保っている姿勢を整えるために使う筋肉”が、浮かぶことによって、その緊張から解放されていくのです。

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