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アイソレーションタンクの30分で人生が変わった!

イースト・プレス出版から出ている劇的クリエイティブ講座」に、佐藤可士和氏と水口哲也氏の対談があり(ライブトークイベントの書籍化)その中で、水口氏は、「アイソレーションタンクの30分で人生が変わった」と話をしています。しかし、お二人とも慶應義塾大学(大学院)の先生なんですねぇ。

佐藤 可士和(さとう かしわ、男性、1965年2月11日 – )Wikipediaより
東京都出身のクリエイティブディレクター、アートディレクター、グラフィックデザイナー。慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科客員教授。

水口 哲也(みずぐち てつや、1965年5月22日 – ) Wikipediaより
クリエイター / ゲームデザイナー / プロデューサー。音楽や映像を共感覚的に融合させる作風を持ち味としている。代表作に、『セガラリー』、『スペースチャンネル5』、『Rez』、『ルミネス』、『Child of eden(英語版)』など。また音楽ユニット「Genki Rockets (元気ロケッツ)」など、音楽プロデューサーや作詞家としての顔も併せ持つ。慶應義塾大学大学院(Keio Media Design)特任教授。 金沢工業大学客員教授。

水口

さっき、可士和さんが3時間で人生が変わったという話をされていたんですが、僕はもっと短絡的で、30分で人生が変わってしまいました。一番悩んでいる時期にーーー『アルタード・ステーツ』っていう映画にも出てくるんですけどーーーアイソレーションタンクに入ったんです。

佐藤

実際に入ったんですか?

水口

入りました。学生の最後の年に、ロサンゼルスで。アイソレーションタンクって知っている人いますか?人間が入れるくらいのタンクの中に、硫酸マグネシウム水溶液という液体が入っていて、人間の体温と同じ36.5℃に保たれているんです。(筆者注;実際は34度です)そのタンクは完全防音で、光も遮断されています。そこに裸で入ります。そうすると体が浮くんですが、最初は体が揺れているので、水面の境目が肌の上を動く感覚があるんです。でもその揺れが止まった瞬間、外部からの感覚入力がゼロになる。この瞬間に今まで意識していなかったスイッチが入るんです。

僕はこの頃、すごく悩んでいまして・・・・・・・どういうことかというと、表現する人生を生きるか、それとも誰かが作ったものを楽しみながら、仕事として別なことをやって生きるかっていう、根本的なことで悩んでいたんですね。「自分はやっぱりものを作る人生を生きよう」って決心できたのが、この30分間だったんです。

佐藤

それはどうして?外部入力がなくなった瞬間に?

水口

感覚がゼロになった瞬間に、自分の意識が内側に向いたんですよ。自分の過去の記憶とか。その時にたぶんものすごく集中的に、いろんなことを整理して考えることが出来たんだと思います。その30分の間に。僕にとっては何時間にも感じましたけどね。プライベートなことなのでなかなか上手く説明出来ないんだけど、「どうせ生まれて来たんだから、何かものを作って、表現することで、それがどうにか仕事につながればいいな」って強く思った。

映画や音楽やテレビの業界も面白かったんだけど、世界に向けて何か表現しようと思った時に、ぱっと思い浮かんだのが実はゲームだったんです。最初から国境がない。言語というものを超えて体験するものとして表現できる。それでゲームの世界に飛び込みました。

佐藤

それは何歳くらいですか?

水口

1988年とか89年だから23か4です。そのあとセガという会社に入って、ゲームを作り始めるんですけど、これは僕が一番始めにプロデュースした『セガラリー』っていうゲームです(スクリーンに映像が流れる)。

佐藤

衝撃的でしたね。これ、やりましたよ、僕も。

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